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魅力的なフレックスタイム制度について

木曜日, 8月 3rd, 2017

フレックスタイム制度とは、労働者自身が始業や終業の時刻を決められる制度で、一定期間内で総労働時間を予め定めておくものです。勤務調整や時間配分が自分の意志で行えるので、残業など意図しない勤務を軽減することが出来ます。経営側としても、勤務形態を柔軟にすることで、労働者の勤務意欲の向上につなげることができ、生産性のアップや定着率を高められるメリットがあります。

但し、導入には従業員の時間に対する意識を高める必要があり、従業員同士の連携も調整しなければなりません。そのため、フレックスタイム制を導入して間もない会社は、業務の調整が上手くいかなかったり、取引先に迷惑をかけてしまうことも十分ありえます。しかし、制度が軌道に乗れば周りの理解も進むので、メリットは大きいと言えるでしょう。

当然ながらフレックスタイム制の導入には、従業員の共同意識が必要ですが、業種に関しても向き不向きがあります。現在、この制度の導入が最も進んでいるのがIT産業で、全体の約2割の会社が採用していると言われています。職種でみると企画職や事務職、エンジニアやデザイナーがフレックスタイムを採用する割合が多いようです。これらの職種は仕事を一区切り付けやすいので、個人で業務を割り振ることができるからです。

一方、営業職など連携する人や会社が多い職種は、調整が難しくなるため、制度の導入に慎重にならざるを得ないのが実情です。また、複数人でチーム作業を行う職種では、プロジェクトにかけられる時間が決まっているため、完全なフレックスタイムにならない事もあります。フレックスタイムの会社に転職を志す際には、以上の点を踏まえて会社を選ぶことが大切だと言えるでしょう。